松本清張 (まつもと・せいちょう)

「神と野獣の日」 (2008年6)(Library)

ある日、官邸にいた総理大臣に届いた知らせは、Z国から東京に向かって5メガトンの核弾頭ミサイル5基が誤射されたというものだった。 時間的な問題などで空中爆破や迎撃は不可能ということで、東京が死滅するという事態は免れないことに。 ミサイルの到着までに時間が刻一刻と迫る中、ラジオやテレビで全国民に臨時ニュースとして真相が知らされるが……。 松本清張の知られざるSF“的”小説。

すごい結末! なんて恐ろしい……。 核弾頭ミサイルが誤射されるなどということがあっていいわけはありませんが、あり得ないとも言えないところがまた恐ろしい。 自分がこういう目に遭ったら、逃げるよりも静かに○を迎えたいですね。 静かに、というのは無理があるかもしれませんが。 でも、あんな時間じゃ逃げ切れるわけないし、逃げる途中のほうがよっぽど危険だし。 それにしても総理をはじめ、政治家の皆さんのすごいこと。 ○○はいるわ、自分さえよければ、という考えだわ、実際の政治家さんたちがこんな人じゃないことを願うばかりですけど、それこそ無理な願いというものでしょうか。

 

真梨幸子 (まり・ゆきこ)

「えんじ色心中」 (2005年12)

16年前に起きた“西池袋事件”。 被害者は、難関私立中学受験を突破した少年、加害者はその父親。 歳月を超え、繰り返された悲劇と過去の“西池袋事件”とを繋ぐものとは……?

少年犯罪モノかと思って読み始めたら、そうではなかったようです。 プロローグや、途中に挿まれる過去の事件に関する資料などには、惹かれるものがありましたが、全体的には私の好みではありませんでした。 面白くない、というわけではなく、あくまでも好みの問題。 でも、1章から2章への展開が急というか、2章部分が少なすぎかな、とも感じました。 

 

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